教室に通うのが楽しくなるテキストです。

生徒さんに育てていただく

皆さん、こんばんは。(^.^)

今日は、お隣の県から4名の先生方が教室見学にお越しくださいました。


テキストをご利用いただくために、年会費や月会費を頂戴している訳ではないので、原則として教室見学はお断りしているのですが、困っておられるご様子でしたのでお受けしました。


年会費や月会費って払う側から考えると、あまり大きく感じられないと思うのですが、受け取る側から考えればすご~く大きいと思うんですよね。

仮に、100名の会員様があったとして、年会費が3万円なら300万円の収入。

月会費が3,000円だと360万円の収入。

まあ、100名ということはないでしょうから、200名でもこの2倍で、600~700万円。

それだけ、余分な収入があれば、かなりのことができて当たり前と思うんですよね。


でも、うちは、一切頂戴しませんので、どうしても、できる範囲でのサービスにさせていただいています。

教室見学も同様で、見学にお越しになれば、当然、その間、自分の時間が割かれますので、頻繁な見学をお受けすることができません。

また、見学にお越しになる数を自慢する気もありません。(^_^;)

当然ですが、生徒さんにも多少の緊張を強いることになり、申し訳ない気がします。


ただ、弊社だけ利益を上げようという気は毛頭ありませんので、皆さんとご一緒に伸びて行きたいという思いは、いつも持っているつもりです。

どうしてもお困りだというときは、極力、お受けするようにしています。

少しでもお役に立てればと、一生懸命お話もさせていただきます。



で、冒頭の見学のお話になるのですが、講師になられて日が浅い方が多いようで、拙いお話でもかなりご参考になったご様子でしたので良かったです。


テキストを使った授業の進め方も、質問を受けたら、「このボタンですよ」などとは絶対に言っちゃダメですよ。みたいなお話をさせていただいたら、驚いておられました。


「〇〇という機能ですね?じゃあ、目次で探してみましょう!」とご一緒に目次から探すお手伝いだけする。

後は、生徒さんがご自分でそのページを開き、ご自分で解決して行かれる。

これは、不親切なようで、実は非常に生徒さんのためになっているのです。

ご自宅へ帰られれば、「このボタンですよ」と教えてくれる講師はいません。

でも、自宅へ帰ってもテキストはあります。

テキストで、どの部分に目を向ければ、どのように目次から探せば良いかが分かっていただけているので、ご自分でできる力が付きます。


このボタンです、あのボタンです、なんていう教え方をしていたら、生徒さんは何年通われても本当の力が付きません。

単なる先生のロボットですよね。

昨今は、指示待ち人間が多いと言われますが、正に指示待ちロボットですよね。

結果的に、パソコン教室へどれだけ通っても何も自分じゃできないから辞めてしまおう!ってことになってしまうんですよね。(^_^;)



課題も同じですね。

初級レベルから、課題数さえ多くすれば、逗留期間が長くなると勘違いしておられる方があります。

でも、生徒さんは色んな課題を次々やられても、それを完全に自分のものにできたかどうかの自信が付きません。

今日も、講師が説明していましたが、うちの生徒さんの場合は、初級の課題だけでも4回とか5回繰り返される方があるそうです。

結果的に、そういう方のほうが上のレベルに進まれてからの進度が早いそうです。


たぶん、同じ課題を2回ずつやってくださいみたいなことをお伝えすると、どんどん先へ進まれたがる生徒さんは嫌がられると思います。

そんな時は、まずは、1回だけやってもらえば良いんですよね。

そして、テキストが1冊終わった時に、ここまでのことが本当に理解できているか、次は最初から課題だけ見てやってみましょう。

その次は、課題の手順も見ないで完成例だけ見てやってみましょう。

そんなことを繰り返していると、生徒さんのほうから、まだ、不安な部分があるから、もう1回やってみるわ。なんてことをおっしゃるんですよね。

生徒さんは、ご自分一人の力でできたということが実感できれば、それが自信に繋がります。

要は、急がば回れで、そのほうが近道だということがだんだんご理解いただけるんですよね。


うちは、中級プラスまでは自教室の課題しか使っていません。

上級まで終わられた方で、もう、何もやることがないという場合だけ、何らかの作品の完成例を印刷しておくとかして、その完成例だけをご覧いただき、1から作っていただくということをしています。

そうなれば、実は、課題なんてゴロゴロあるんですよね。

チラシで素敵なものを真似て作っても良いし、何かの雑誌の1ページを作ってみても良いし。



ティータイムも、休憩さえ入れてもらえば良いと、お席まで飲み物を運んでいるんですよ。とおっしゃる方がありますが、これも違うと思いますね。

ティータイムは、休憩することに意義があるんではなくて、皆さんで揃ってお茶を飲み、お喋りをすることに意義がある。

つまり、教室でお友だちができる環境を作って差し上げることが重要だと思うんですよね。


それに関連して、うちは10名一度に入れます、15名一度に入れます。とおっしゃる方もありますが、これも個人的には違うんじゃないかなぁ?と感じています。

先ずは、1名の講師で見られる生徒さんの数は大体5~6名だと思うんですよね。

じゃあ、10名なら講師が2名入れば良いだろう?と考えがちですが、どなたか1名の方のご質問に1名の講師が掛かったら、残り9名を1名の講師が見ている必要があります。

15名を3名の講師で見ていて、2名のご質問に2名が掛かっていたら、と思うと、恐ろしいですね。(^_^;)

その場合、どの生徒さんがお困りだろう?というところまで目が行き届くのでしょうか?

質問されたときだけ、傍に寄って行けば良いんでしょうか?

違うと思うんですよね。

絶えず、教室全体の様子を目で追っていて、絶妙のタイミングでお傍へ寄る。

これって、簡単そうで、実は難しいと思うんですよ。


それと、人数が多いクラスでは、前述のティータイムが盛り上がりませんよね。

飲み会でも何でもそうですが、せいぜい、1つの話で盛り上がれるのは数名のレベルだと思うんですよね。

20名で宴会をやっていたとしたら、余程どなたかが音頭を取らない限り、あっちこっちで数名レベルの盛り上がり方をしているだけだと思うんですよね。

これ、教室のティータイムとしてはどうなんでしょうか?

私はシニア世代ですが、私なら、そんな多人数の教室は嫌ですし、そんな多人数でのティータイムなら恐らく黙りこくることだと思います。



最後に、講習内容ですが、どうしてもワードとエクセルだけとかになりがちですが、講師は、生徒さんによって育てていただけているんですよね。

触ったことがないソフトでも、やったことがない機能でも、講師が前もってテキストの予習をしておけば、当然ですが、講師自身のスキルも上がって行く。

これはやったことがないから、とか、これは難しくてムリ、とかしり込みをしていたら、その段階で講師の成長も止まるし、もちろん、生徒さんの成長も…。


うちの生徒さんは、本当にレベルが高くて(そりゃあ、今年6月に開校した一宮教室の生徒さんを含めても、今日現在の平均在籍期間が4年7ヶ月ですから)、講師も大変ですが、講師も実は生徒さんに育てていただいているんですよね。

うちに勤務する講師が揃っていう言葉が、うちへ来てメチャクチャ自分のスキルが上がったっていうことですね。

派遣の方なんかは、自分のスキルのほうが生徒さんより低いので無理とおっしゃいますね。

もちろん、これは、私が教えている訳じゃないんですけどね。


いつも、講師に言う言葉が、授業料をいただいて、生徒さんに育てていただいている。

こんなありがたいお仕事はないと言うんですよね。

そして、何より生徒さんから元気をいただけますよね。

そんな生徒さんのためなんですから、講師も目いっぱい努力する必要がある訳ですよ。


その場でお答えできないことを恥ずかしいと思っちゃいけない。

間違ったことをお教えすることが恥ずかしいと思わないといけない。


うちの講師は「弥生会計」や「やよいの青色申告」の授業も担当します。

毎回、即答できないご質問が3つ4つあるようです。

でも、ちゃあんと授業後に私に質問をしてくれて、次回の授業時にご返事するんですよね。

それで、良いんじゃないんでしょうか?

FBグループのこともお伝えして、ご質問があれば、そこでお尋ねいただいても良いんじゃないでしょうか?とも、お伝えしておきました。


今日は、たまたま、ビジネス目的の生徒さんがおられて、VBAをやっておられたようで、驚いておられましたが、VBAなんて、と尻込みせずに、生徒さんが学習される予定の範囲を予習しておけば、ご対応できるんですよね。(^.^)


授業料をいただいて、生徒さんに育てていただける。

本当にありがたいお仕事だと感謝して、生徒さんの半歩前を進めるように努力し続けたいものですね。

自分自身にも言い聞かせて、頑張るぞっと!!

今日もハッピー♪
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