教室に通うのが楽しくなるテキストです。

会社で使用していた中古備品を販売したら?他

皆さん、こんにちは。(^.^)

教室部門は、今日から4連休になります。

ということで、昨日、教室長が「MFクラウド会計」にアップするための現金出納帳データをメールに添付して送ってくれました。

そこで、気になった点を指導させていただきましたので、よろしければ、今後の参考にしていただければと情報を共有させていただきます。

 

前月からの繰越金額は先頭行の残高欄には入力しない

教室には、釣り銭用として、常時30,000円の小銭が渡してあります。

簿記の学習でいうところの小口現金制度で定額資金前渡制(インプレストシステム)を取っている訳です。

月末に30,000円超になれば、超過した分だけ現金を渡してもらい、不足すれば、不足分をこちらから補うという方法です。

 

この場合、現金出納帳を入力している段階では、先頭行の残高欄に30,000円の残高を入力して、その後の入力を始めると、自分の手持ち現金と帳簿残高が一致するので良いですね。

 

ただし、超過分を提出する場合に、先頭行の残高を消去しないと、経理担当者に提出する現金と帳簿上の残高が一致しないはずです。

更には、経理担当者も、このまま、会計ソフトにアップするとまずいです。

ということで、提出時には、前月からの繰越金額は消しておかれると良いですね。

 

ご自分で一人二役される場合も同様の考え方でされると良いと思います。

 

 

教室で使用していた中古備品を販売した場合の勘定科目は?

購入間もない中古のノートパソコンを生徒さんにお譲りしました。

この場合の処理が「売上高(2種)」になっていましたが、小売り、つまり、他から仕入れて販売したものが「売上高(2種)」になります。

このパソコンを仮に50,000円で仕入れて、55,000円で生徒さんに販売したのなら、売上に計上しても良いのですが、元々生徒さんに販売する予定で購入したものでもなければ、購入価格よりも安いお値段でお譲りしています。

 

では、どういう科目で処理すれば良いのでしょうか?

 

これは、購入した備品がいくらだったかにより、処理が分かれてきます。

1つ目は、購入時の価格が30万円以上で「備品(固定資産)」として処理してあった場合

2つ目は、購入時の価格が10万円未満で「消耗品費(費用)」などで処理してあった場合

 

1つ目の場合は、理屈を考えていただくとお分かりかと思いますが、まず、「備品」が減るから備品(資産)を減らさないといけません。

資産と費用は増えたら借方ですから、減ったら貸方です。

ということで、相手勘定科目は「備品」です。

金額はいくらになるかというと、これは「固定資産台帳」を見ないと分かりません。
しかも、固定資産を売却したときは、「固定資産売却損」が生じる場合が大半です。

更には、前期末から販売時までの減価償却もしないといけません。

 

となると、現金出納帳に入力する段階では、それらが分からないと思いますので、このような場合の現金出納帳入力担当者は「仮受金(仮に受け取ったお金)」という科目で処理しておかれるのが良いでしょう。

一人二役の場合も、同様です。

 

そして、備品の期末残高はいくらだったのか、販売時までの減価償却費はいくらかを調べてから、正しい仕訳をすることになります。

 

私が一人二役していても、そうしますね。

決算時に「仮受金」を調べて直します。

一般の方なら、仕訳が難しくて分からなければ、決算前に税理さんや税務署にお尋ねになられると良いと思います。

もちろん、私にお尋ねくださっても結構です。

仕訳は、次のようになりますが、こういう場面に遭遇されたら、金額の計算の仕方などをお伝えさせていただきますので、お気軽にお尋ねくださいね。

皆さんで情報を共有しましょう。\(^o^)/

 

 

で、大半は2つ目の場合が多いと思いますが、このような場合は、購入時に「消耗品費」とか「備品・消耗品費」などの科目で一括で費用処理している訳ですので、販売した金額で「雑収入」という科目を用いて処理します。

つまり、現金出納帳に入力するときは、「雑収入」としておけば良いわけです。

 

「売上」は、あくまで営業上の取引で発生するものであり、このような教室備品などを販売した場合は、営業外の取引ということで、営業外収益に該当する「雑収入」になります。

 

これで思い出しました。(;^_^A

大学の聴講時に教授が「雑費」と「雑損失」を同じ扱いにして、両方とも「販売費及び一般管理費」にされていましたが、「雑損失」は「営業外費用」が正しいですね。

 

お金を扱う者は、必ず帳簿残高と現金有高が一致しているか確認すべき

このままファイルをアップするわけではないので、空いている場所に私がメモしたように、

金種と金額を入れて確認するようにされると、現金と帳簿の残高が一致しているのが確認できて良いと思います。

 

私は、誰から現金を受領する場合も、こういう習慣にしています。

せっかく、エクセルファイルを開いているんですから、空いている場所に金種別金額を書き込んで合計を求め、現金有高と一致しているのを確認すると便利です。

 

最後は、オマケ的に書かせてもらった内容ですが、

できれば、1,000円札など多数あるものは、10枚ごとで束にしておいてくださるとチェックが早いので助かります。

 

これも、どなたかにお支払いをする場合も、私はそういう習慣にしています。

銀行など機械で数えられる場所ではかえって帯をしておくのはご迷惑ですが、手で1枚ずつ数えられる場合は、ある程度の枚数で帯をしておくのは、小さな親切かもと思います。

 

 

今日は、ナゴドでの初戦!!

土日に頑張った分を使って、応援に行ってまいりま~す。\(^o^)/

って、まだ、お仕事しますけどね。(;^_^A

 

 

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