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原価計算初級(22)昨日の解答

昨日の問題の解答です。

問題も自作で、解答も自作なので、信用していただくしかないですが…。(;^_^A

 

先ずは、予算と実績の損益計算書を作成します。 

これにより、

(1)5,000

(2)4,000

(3)25,000

までが分かります。

 

(4)25,000÷40,000=0.625→62.5%です。

(5)収益:Y=400X

    費用:Y=150X+20,000

の連立方程式を解きますが、慣れてこられると、販売単価-変動費単価=250円が求まり、固定費の20,000を250で割れば良いなと、とっさに判断できるようになられると思います。

その結果、X=80と求まり、80個販売したときが、損失も利益も生じない地点(損益分岐点)と分かります。

その場合の売上高は400×80=32,000です。

 

(6)と(7)の差異分析は初めての登場ですが、こちらは、次のような図を描いて考えると簡単です。

それぞれのボックス内の面積を求めるという感じです。

縦×横の長方形の面積です。 

縦や横の長さは、下から上、内側から外側を引きます。

余談ですが、この図は、2級商業簿記で学習する商品の棚卸減耗損や商品評価損を求める際にも同じような使い方をします。

「予算」や「実績」という言葉が「帳簿」や「実際」に変わるだけです。

 

2級工業簿記で学習する標準原価計算の材料費差異(価格差異及び数量差異)や、労務費差異(賃率差異及び作業時間差異)を求める図にも似ていますので、2級に進まれてから混乱されないようにしてください。

 

標準原価計算の場合は、カットが逆(先に横にカットして、その後、縦にカット)になりますし、「標準」を下側(内側)、実際を上側(外側)に取りますので、気を付けてください。

 

ちなみに、肝心の解答ですが、上図からお分かりのように、

(6)△6,000(△はマイナスの意味です)

(7)8,000

 

となります。

 

これで、ひととおり、原価計算初級の学習は終了したことになるので、この後は、また、総合問題を作って行きますね。

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