今日のテーマ:商業簿記2級-200%定率法/備忘価格1円(実務)/お教室様へのご案内
06 有形固定資産1(P.51~52)
問題6-3
定率法による減価償却の問題ですが、保証率や改訂償却率が関わって来そうです。
備品Bと備品Cが200%定率法になっているので、どちらかが怪しいです。(笑)
期末簿価の計算は簡単だと思うので、解説は省略します。
- 備品A:(1,200,000-708,480)×0.200=98,304
- 備品B:(800,000-627,200)×0.500=86,400
通常:(800,000-627,200)÷5年×200%=69,200
保証額:800,000×0.10800=86,400
保証額のほうが大きいので、残り2年は均等償却に切り替えです。
(800,000-627,200)×0.500=86,400
ちなみに、問題にはないですが、最終的には1円の簿価にしないといけないので、翌期の減価償却費は86,400ではなくて、86,399になります。
- 備品C:(1,500,000-600,000)÷5年×200%=360,000
これは、保証額を計算するまでもなく、このままの金額でOKですね。
問題6-4
固定資産の売却に関する問題ですね。
売却した年度の減価償却費を月割計算する程度で、特に難しくはないかと思います。
(1)5,000,000×0.9÷30年×4/12ヶ月=50,000
(2)
✕3年度:800,000×20%=160,000
✕4年度:(800,000-160,000)×20%=128,000
当年度:(800,000-160,000-128,000)×20%×6/12ヶ月=51,200
固定資産の減価償却(実務に関する話題)
問題6-3の備品Bで書いた補足内容に関連して来ますが、定額法や定率法を採用されている企業の実務でも同様のことが言えます。
償却は終わってしまったけど、まだ使い続けている有形固定資産は、簿価1円で計上します。
例えば、車両の耐用年数が6年だとします。(一般的な企業の普通車は6年)
7年目もまだ乗っているような場合は、車両1円として計上しておきます。
耐用年数の最終年度で、1円だけを残して、残りの額を減価償却費に計上すればOKです。
固定資産台帳には、売却か除却(廃棄)をするまで、載せておきます。
ちなみに、下の画像は私どもの固定資産台帳ですが、赤枠部分のようにしておきます。
お教室様へのご案内(PDFファイルのご提供)
ショップ内でご案内させていただいた内容ですが、Yahoo!のトップページのサイドメニューの「地図」が「マップ」に変更されました。
Twitterでお尋ねしておいたのですが、まさか、こんな早くご変更をしていただけるとは思わずに、第9版を出してしまって失敗でした。(;^_^A
第9版から第10版で変更したのは、次のページのみとなります。
もし、9版をお求めになっておられたお教室様がございましたら、DLしてご利用ください。
ちなみに、Yahoo!のサイトをテキストに掲載させていただいても良いかどうかのご了解は、17年前に得てあります。(#^.^#)
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